製品紹介(PDF)・有機溶剤 Q&A

有機溶剤 標準取扱い製品一覧

製品一覧PDFにてダウンロードできます
製品一覧ダウンロード

単品溶剤、工業用薬品、その他石油化学製品 下記製品名をクリックすると製品詳細をご覧いただけます。

▶ アルコール類
▶ 炭化水素類
▶ エステル類
▶ ケトン類
▶ アミン類
▶ ハロゲン化合物
▶ グリコールエーテル類
▶ 可塑剤
▶ その他

*一覧に掲載のない商品も取扱いができる場合がありますのでお気軽にお尋ねください。
※「ソルミックス」は日本アルコール販売株式会社、「ソルフィット」は株式会社クラレの登録商標です。
※CS揮発油はJXエネルギー株式会社の製品名です。

各種シンナー

  ラインナップ 用途
塗料用シンナー 一般品  塗料希釈・インク希釈・洗浄・表面処理
速乾型 
環境対応型
ラッカーシンナー 一般品  塗料希釈・洗浄・ 下塗り・表面処理・脱脂
速乾型 
環境対応型
特殊品
(脱アルコールラッカーシンナー)
アクリルシンナー 一般品  塗料希釈・電子部品洗浄・フラックス洗浄・脱脂
速乾型 
遅乾型 
環境対応型 
エナメルシンナー 一般品 塗料希釈・洗浄(電子部品)
速乾型
遅乾型
環境対応型 
ウレタンシンナー 一般品 塗料希釈
自動車メーカー指定品  各種
季節対応型  (春秋用、夏用、冬用)
脱アルコール型
環境対応型 
エポキシシンナー 一般品 塗料希釈
自動車メーカー指定品  各種
季節対応型 (春秋用、夏用、冬用)
環境対応型 
メラミンシンナー 一般品  塗料希釈・洗浄・ 脱脂
季節対応型 (春秋用、夏用、冬用)
環境対応型
焼付静電用シンナー 一般品  塗料希釈
季節対応型 (春秋用、夏用、冬用)
環境対応型 
インク用シンナー 一般用  インク希釈・インク用表面処理・ 洗浄
特殊用
洗浄シンナー 一般用  洗浄・その他
特殊用
剥離系洗浄剤 
アルコール系
強溶解力タイプ
弱溶解力タイプ
環境対応型
その他の製品 電解水溶液 洗浄・表面処理
アルカリ性洗浄剤
通電剤 静電用

環境対応型とは…

  • 脱アルコール型 有機溶剤非該当品
  • 脱トルエン型 特化則非該当品
  • 脱キシレン型 PRTR非該当品

各種オリジナル配合が可能です

一覧に掲載したシンナーはごく一部の商品です。
ご要望に合わせたオリジナルシンナーを調合しますので、お気軽にお問合せください。

有機溶剤(シンナー)Q&A

「不具合が出る」「使いづらい」「製品について知りたい」など、よくあるご質問やご相談をQ&Aでまとめました。

製品について

塗装面の仕上がりが満足できないが、シンナーも関係があるのか?
塗装面のザラつき、光沢不足、塗料が垂れてしまう原因は、いずれも塗料の乾燥スピードと粘度が関係しています。
塗料を希釈するシンナーを調整することで改善が期待できます。また、季節毎でもシンナーを調整する方法もあります。
塗料が分離や沈殿を起こし、作業効率が悪いです
塗料の成分とシンナーが合っていないことが考えられます。メーカー指定品であっても、使用現場の環境や塗装する材質で相性が違ってきます。塗料ではなくシンナー側の調整や置き換えが対策として有効です。
作業場の気温・湿度とシンナーの関係性は?
有機溶剤の乾燥スピードにバラつきが生じ、作業効率が悪くなる場合や、塗装の出来栄えにも影響が出る可能性があります。
機械等の調整ではなく、シンナーでの調整であれば、新たなコストを負担することなく、即対応が可能ですので、ご検討ください。
同じシンナーで洗浄と塗料の希釈を行っています。使い分けをするメリットは?
シンナーには多数の種類があり、それぞれに特徴があります。
性能やコストメリットを最大限に引き出すために、用途や好みに合わせてシンナーを使い分けすることをお勧めしています。
シンナーの臭いが苦痛です
剤は一般的には刺激臭が強いうえ、高い揮発性の性質を持つため無臭にすることは困難です。また、種類毎に特有の臭いがあり、原料毎でも異なる場合があります。
再生溶剤から新品の溶剤への切り替え、又は原料の置き換えによって刺激臭を抑制する方法がありますので諦めずにご相談ください。
シンナーのことがよく分からないので、的確な質問ができません
Q&Aで検索するほか、壁塗りがしたい、コンクリートを塗りたいといった具体的な使用状況をお伝え頂ければ、用途に合わせたシンナーをご用意します。漠然とした疑問・質問で結構ですので、ご相談ください。
シンナー以外の石油化学製品の取扱はありますか?
潤滑油・グリスなどの一般的なものから、工業薬品や特殊な化学薬品等についても取扱いしております。

納入・お取引全般について

荷姿の対応は?
タンクローリー、コンテナ、ドラム缶、18L缶、4L缶、1L缶を取扱っております。輸出可能なUN規格品(ドラム・18L缶)についても対応しております。
その他の荷姿についても対応いたします。
配送について
自社便での配達と、外部の輸送便を利用してお届けしております。事務所入れではなく、現場に直接お届けすることも可能です。最短で翌日には現場直送の対応ができますので、ご利用ください。
納期について
商品・荷姿・数量でお時間を頂く場合もありますが、最短翌日での納品など個別に対応いたしますので、事前にご相談ください。
性能確認のためのテストをしたい
お客様毎で用途や条件が異なるため、サンプル品でのテストをお願いしております。
テスト後、ぜひ改良希望点などをお聞かせください。
OEMの依頼は可能ですか?
可能です。指定された容器に、有機溶剤や工業薬品類などを小分け充填いたします。
少量容器、小ロット、原料支給品でも対応できますので、お気軽にお問合せください。
SDSは用意してもらえるのか?
SDSなど法令関係書類はご用意しますので、御注文の際にお申し付けください。
納入先からの指示で、原材料に関する添付書類があるのですが、内容がよく解りません
規制の中には国内の法律に関するものだけでなく、輸出先(納品先)の国や地域などで決められた規制などがあり、使用を制限したり、禁止したりしている材料がありますので、確認が必要です。不明な点はご相談ください。
シンナーや塗料の保管量が、倉庫の形状によって影響はありますか?
塗料や有機溶剤製品の多くは、消防法により危険物として規制を受けます。一定量以上の保管には危険物倉庫を整備し、消防署への手続きが必要です。許可を受けている保管量に従ってください。しかし、溶剤製品を調整することにより、現在より保管量を増やすことができる場合もありますので、お困りの際はご相談ください。

健康面・環境対応型商品について

体への影響が心配です
蒸気を吸い込んだ溶剤の種類、濃度や期間、個人差によって違いますが、一般的には脳の委縮や中毒、内臓の機能障害などが言われています。
事業者は、労働安全衛生法により、有害な業務を行う屋内作業場などは、労働者の健康保全上の必要な設備や装具を整備し、健康診断や作業環境測定を実施し、その記録の保存などをしなければなりません。
購入予定の商品について前述の必要があるかなど、ご不明な点は販売店、メーカーなどへお問い合わせください。
どんなシンナーでも人体への影響があるの
蒸気を吸い込んだ溶剤の種類、濃度や期間、個人差によって違いますが、シンナーの多くが体に何らかの影響を及ぼす可能性があると言われています。しかし、危険性をこれまでの溶剤よりも低下させつつ、性能は維持された環境対応型と呼ばれる有機溶剤が普及してきています。
作業者が安全安心に使える有機溶剤はありますか?
「環境対応型商品」があります。法的な規制を受けない安全性が高い原料で作られており、人体への影響が少ない商品です。以前は溶解力などの性能面で劣っていましたが、現在は技術が進み、同等能力以上の環境対応型製品が作ることができるようになっています。
環境対応型商品へ切り替えるメリットとは?
従来の有機溶剤を使用すると、労働安全衛生法(安衛法)などの法令規制に該当します。人体と環境への負荷が大きい分、定期の健康診断や作業環境測定の実施など、様々なリスク管理をする必要が生じます。
東洋石油化学の環境対応型商品は、安衛法などの適用を受けませんので、安全性が高く、従来の安全へのコスト負担が減少します。保護具の装着なども軽減できるため、作業環境と作業効率の両面の改善につながります。ぜひご検討ください。

規制について

特定化学物質とは
第1種と第2種とに指定されており、屋内作業場での作業環境測定や作業記録・使用数量報告、特定の健康診断の実施などの実施義務が課せられるものがあります。
VOC規制とは
空気中に出される揮発性有機化合物のことで、排出口において気体状態の物質が対象です。工場から排出される濃度などの基準が設けられている業種もあります。
RoHS(ローズ)指令とは
RoHS指令とは、欧州連合(EU)において施行された、特定有害物質使用を制限するもので、 6種類の物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE)の使用が制限されています。
REACHとは
欧州連合(EU)における化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規制のことで、リスク管理に基づく化学物質の管理をするもので、日本の化審法に該当する制度です。
PRTRとは
特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律で、事業者による化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境汚染を未然に防止するためのものです。
塩化メチレン・メチレンクロライド(メチクロ)・メチルイソブチルケトン(MIBK)・スチレンモノマーを使用していますが、新たに規制の対象になったと聞きました
2014年度の特定化学物質障害予防規則(特化則)改正で、特定化学物質に指定されました。
これらを使用する現場では、通常の有機溶剤用とは別に、特別な健康診断や環境測定、使用数量報告などの必要があります。これらの代替品のご相談を多く受けております。

お問い合わせ電話番号(059)365-0522 受付時間/AM8:00~PM5:00(土・日・祝日を除く)